石材店の営業は難しいとか特殊だとか言われています。
たしかに、飛び込みとか電話で営業するものではない。
飛び込みで行って『縁起でもない』と塩を振られたという営業マンもいた。
この記事では石材店に効果的な営業方法や宣伝の仕方を解説していきます。
私の経歴
親が石材店を経営
私は中学・高校と休み期間はアルバイト
親の石材店で3年勤務
その後独立、石材の卸を始める
石材卸10期目
地域密着型の石材店とは?
石材店は不思議なものですごく地域性が出る職業です。〇〇町の〇〇墓地・〇〇霊園は〇〇石材店が施工を任されているというようなイメージがついています。
もしくは、〇〇町の〇〇墓地・〇〇霊園は〇〇石材店の〇〇さんに任せているなどの具体的な名前まで出ることがあります。
『終の住処はこの人に任せたい』それは地域内で日頃から顔を合わせたりして長年積み上げられた信頼関係ではないでしょうか。
地域密着型の石材店とは地域の人との間に長年の間に積み上げられた信頼関係がある石材店とも言えると思います。
石材店の宣伝広告の仕方
墓じまいが石材店の仕事の3分の1くらいを占めている(最近はすこし落ち着いたようですが…)今日この頃ですが、やはり石材店はお墓作って利益をあげていかなければなりません。そこでどんな営業や宣伝広告が有効的なのか考えていきたいと思います。
ホームページは作ってはみたけれど問い合わせては大体『SEO』対策は大丈夫ですか?とか、『もっとホームページを綺麗にして集客しませんか?』みたいな問い合わせばっかりです。
ホームページからの新規のお客さんからの問い合わせは少ないと思います。
そこで効果的に宣伝ができるのがチラシや新聞広告、配達地域指定郵便物(郵便局)です。
配達地域指定郵便物(郵便局)はおいおい説明していきます。
ターゲット層は60代〜70代
以前私が石材店で勤めていた頃は60代〜70代の方をターゲットにして営業していました。
ターゲットのお客様はスマホなどを持っていません。
もちろんインターネットなども使っていませんでした。
なぜそのお客様がうちを選んでくれたのかというと、『いつもの通り道でお店を見かけていた』など長い期間で自然とお店を認識してくれたことが多いです。
なので、私どもはお店を開けていただけで宣伝はしていませんでした。
こんなことは一年に1、2回はありました。
60代〜70代のお客様はインターネットを見てくるよりは、自分が毎日の生活の中で情報を集め、長時間をかけて認識していくいつか必要になった時のために覚えておいて、必要になった時はその情報を使うというようなサイクルで選んでくださったと思います。
もちろん、以前ご利用して頂いたお客様のご紹介などもありますし、自分で開拓していったこともあります。
チラシや配達地域指定郵便物(郵便局)
私がよく使っていたのがチラシ広告を出すことです。
広告を作るのが高いと思う人もいるかもしれませんが、今はインターネットを使って自分で広告を出すこともできます。
チラシを自分で作るとデザイン料は無料なのでその分節約ができます。
そして郵便局の配達地域指定郵便物を使えばピンポイントで〇〇町だけにチラシを出すなどの広告を打つことができます。
新聞にチラシを入れるよりは少し高くなりますが、特定のお客様に宣伝できるので活用していました。
配達地域指定郵便物(郵便局)についてはこちらからどうぞ
https://www.post.japanpost.jp/service/discount/townmail.html
口コミもいいが自分と接点も持つこと
それから、直接墓地で営業をしていました。
やはり、お客様に顔を覚えてもらうために墓地で会話をするようにしていました。
もちろん工事の合間や直接挨拶をしに行ったりしていました。
回数を重ねるごとに話す内容も変わってきます。
そんな時がチャンスではないでしょうか。
ここが壊れているから修理してとか実は納骨堂の中があまもりしているとかはなしてくれるようになります。
そのなれば色々なことを提案できるチャンスです。
思い切って提案しましょう。
さいごに
ホームページを出しただけでは宣伝にならない。
ターゲット層がどのようにして情報を集めているのか知ることが肝心です。
地域密着型の石材店はどう宣伝をするべきか?
チラシや郵便局の配達地域指定郵便物をうまく使って効果的な宣伝をしましょう。